美鈴、能力について説明してくれるそうです
ヴァウロイは美鈴の能力がなんなのかを説明する。
ここは野獣の住処。まだ野獣たちは静止させられたままで動かない。
ヴァウロイは、美鈴のことについてヴァンディロードに聞いたあと通信をきる。その後どう話を切りだそうか考えていた。
(許しを得ることができたのニャ。あとはどう説明をするかだけニャ)
そう思いながらヴァウロイは、美鈴に視線を向ける。
「ねぇ、どうだったの? まさかダメだったのかな」
ヴァウロイが通信を終えたあと、なかなか口を開かなかったので美鈴はダメだったのかと不安になった。
「ううん、ちょっと考えてただけニャ。それで、説明する前にだけど。ボクのご主人様ヴァンディロード様から、君のお供をするように言われたのニャ」
「ウチと? なんで一緒に行動してくれるの?」
なんでヴァウロイが、自分と一緒に行動するのか不思議に思い首を傾げる。
「うん、ヴァンディロード様は君の境遇にかなり同情してたニャ。それで協力をするように言われたのニャ」
「なるほど、そういう事かぁ。じゃ、サポートをしてくれるってことは、ウチの命令も聞いてくれるってことだよね?」
「命令? ふざけたこと言わないで欲しいニャ。今の君とは対等の立場であって、あくまでボクはヴァンディロード様の忠実な使い魔なのニャ」
ヴァウロイは美鈴の発言に対し不機嫌になった。
「そ、そうなんだね。あっ! そうそう、まだ自己紹介してなかった」
「ん? 自己紹介。それなら大丈夫だニャ。さっき調べた時に君のすべてをみせてもらったニャ。確か名前はミスズ・ムノウ」
ヴァウロイは、口を塞ぎ笑いを堪えながら再び話しだす。
「ププッ……。で、あってるかニャ?」
美鈴は、ヴァウロイが笑いを堪えているのが分かりムッとした面持ちになる。
「あってるけど、そこで笑わなくてもっ!」
「だから、ごめんニャ」
「ん〜まぁいいか。それよりもヴァウロイ。本当にウチの能力とか、色々と教えてくれるんだよね?」
そう聞くと美鈴は、自分の能力のことを知りたいためヴァウロイを早くと急かした。
ヴァウロイは、美鈴に急かされ説明を始める。
まず美鈴の能力である『無』、これはある能力に必要となる言葉。そして、その能力とは言霊だ。
――この言霊の使い方は、レベルによって使える言葉や組み合わせが異なる。
使い方は脳裏に浮かべながら右手を前に翳すと、目の前にステータス画面が現れるのでそれを操作すればいい。
それを操作しながらステータスの下の方にスロットが現れるので、回して出た文字と『無』を組み合わせて言葉を創る。
ただしこの時、あらかじめスロットの右脇に表示されている攻撃、補助、回復の項目を選択。
その後、その下にある全体と単体のどちらかを選ぶこと。――
――と、ヴァウロイは長々と説明を終えると疲れた表情をみせた。
「ほえ〜、言霊かぁ。だけど、使える言葉って決まってるんだよね?」
「うん、そうだニャ。まぁ組み合わせを間違えても、ただスカという紙が目の前に現れて何も起きないだけだから心配はないのニャ」
「えっと、スカって……。じゃ、そのあと攻撃とかできないの?」
不安になりヴァウロイに問いかける。
「それは、ミスズのレベルにもよるし。どうステータスが上がるかにもよるニャ。みた限り、今のところは、間違えても一度しか間違えられないみたいなのニャ」
「ん〜、一度だけかぁ。大丈夫かな? 『無』を組み合わせればいいんだよね」
「そういう事だニャ! じゃ、そろそろ野獣にかけた術がとけるころニャ」
そう言っているそばから野獣が徐々に動き始めた。
「ふぅ〜。やるしかないかぁ」
「ミスズ。もし操作方法が分からなくなって、迷ったら聞いてニャ。その時はアドバイスするのニャ」
「うん、ヴァウロイありがとう。じゃ、操作してみるね」
美鈴は脳裏にステータス画面を想像してから右手を前に翳す。
すると美鈴の目の前に、水に浮かんでいる板のステータス画面が現れる。
(本当だ! これなら目を閉じなくても大丈夫だね。あとは操作だけかぁ)
そう思いながら美鈴は画面を操作するため、ひとまず野獣たちとの距離をとった。
すると、野獣たちにかけられた術がとけ動き始める。
美鈴は野獣たちが自分の所にくる前に、操作をしないとと思い急いだ。
そして野獣たちは、美鈴が目の前にいないため探し始める。
(大丈夫、まだ気づかれていない。今の内に操作しないとね)
ヴァウロイは、美鈴のことについてヴァンディロードに聞いたあと通信をきる。その後どう話を切りだそうか考えていた。
(許しを得ることができたのニャ。あとはどう説明をするかだけニャ)
そう思いながらヴァウロイは、美鈴に視線を向ける。
「ねぇ、どうだったの? まさかダメだったのかな」
ヴァウロイが通信を終えたあと、なかなか口を開かなかったので美鈴はダメだったのかと不安になった。
「ううん、ちょっと考えてただけニャ。それで、説明する前にだけど。ボクのご主人様ヴァンディロード様から、君のお供をするように言われたのニャ」
「ウチと? なんで一緒に行動してくれるの?」
なんでヴァウロイが、自分と一緒に行動するのか不思議に思い首を傾げる。
「うん、ヴァンディロード様は君の境遇にかなり同情してたニャ。それで協力をするように言われたのニャ」
「なるほど、そういう事かぁ。じゃ、サポートをしてくれるってことは、ウチの命令も聞いてくれるってことだよね?」
「命令? ふざけたこと言わないで欲しいニャ。今の君とは対等の立場であって、あくまでボクはヴァンディロード様の忠実な使い魔なのニャ」
ヴァウロイは美鈴の発言に対し不機嫌になった。
「そ、そうなんだね。あっ! そうそう、まだ自己紹介してなかった」
「ん? 自己紹介。それなら大丈夫だニャ。さっき調べた時に君のすべてをみせてもらったニャ。確か名前はミスズ・ムノウ」
ヴァウロイは、口を塞ぎ笑いを堪えながら再び話しだす。
「ププッ……。で、あってるかニャ?」
美鈴は、ヴァウロイが笑いを堪えているのが分かりムッとした面持ちになる。
「あってるけど、そこで笑わなくてもっ!」
「だから、ごめんニャ」
「ん〜まぁいいか。それよりもヴァウロイ。本当にウチの能力とか、色々と教えてくれるんだよね?」
そう聞くと美鈴は、自分の能力のことを知りたいためヴァウロイを早くと急かした。
ヴァウロイは、美鈴に急かされ説明を始める。
まず美鈴の能力である『無』、これはある能力に必要となる言葉。そして、その能力とは言霊だ。
――この言霊の使い方は、レベルによって使える言葉や組み合わせが異なる。
使い方は脳裏に浮かべながら右手を前に翳すと、目の前にステータス画面が現れるのでそれを操作すればいい。
それを操作しながらステータスの下の方にスロットが現れるので、回して出た文字と『無』を組み合わせて言葉を創る。
ただしこの時、あらかじめスロットの右脇に表示されている攻撃、補助、回復の項目を選択。
その後、その下にある全体と単体のどちらかを選ぶこと。――
――と、ヴァウロイは長々と説明を終えると疲れた表情をみせた。
「ほえ〜、言霊かぁ。だけど、使える言葉って決まってるんだよね?」
「うん、そうだニャ。まぁ組み合わせを間違えても、ただスカという紙が目の前に現れて何も起きないだけだから心配はないのニャ」
「えっと、スカって……。じゃ、そのあと攻撃とかできないの?」
不安になりヴァウロイに問いかける。
「それは、ミスズのレベルにもよるし。どうステータスが上がるかにもよるニャ。みた限り、今のところは、間違えても一度しか間違えられないみたいなのニャ」
「ん〜、一度だけかぁ。大丈夫かな? 『無』を組み合わせればいいんだよね」
「そういう事だニャ! じゃ、そろそろ野獣にかけた術がとけるころニャ」
そう言っているそばから野獣が徐々に動き始めた。
「ふぅ〜。やるしかないかぁ」
「ミスズ。もし操作方法が分からなくなって、迷ったら聞いてニャ。その時はアドバイスするのニャ」
「うん、ヴァウロイありがとう。じゃ、操作してみるね」
美鈴は脳裏にステータス画面を想像してから右手を前に翳す。
すると美鈴の目の前に、水に浮かんでいる板のステータス画面が現れる。
(本当だ! これなら目を閉じなくても大丈夫だね。あとは操作だけかぁ)
そう思いながら美鈴は画面を操作するため、ひとまず野獣たちとの距離をとった。
すると、野獣たちにかけられた術がとけ動き始める。
美鈴は野獣たちが自分の所にくる前に、操作をしないとと思い急いだ。
そして野獣たちは、美鈴が目の前にいないため探し始める。
(大丈夫、まだ気づかれていない。今の内に操作しないとね)
読んでくれてありがとうございますヽ(^o^)
『やっとウチの能力が分かったけど。そもそも言霊っていう能力。ありなのかな?』…by,美鈴
『ミスズ。その能力は珍しくて、下手すると強くなれるのニャ』…by,ヴァウロイ
『ん? 下手すると、ってことはスカってこともあるのかな?』…by,美鈴
『スカってことはないけど。どう能力を上げ、スキルを覚えてていくかにもよるんだニャ』…by,ヴァウロイ
『なるほど。そういう事かぁ』…by,美鈴
と、いう事で……∩^ω^∩
では、次話もよろしくお願いします(*^ω^*)
『やっとウチの能力が分かったけど。そもそも言霊っていう能力。ありなのかな?』…by,美鈴
『ミスズ。その能力は珍しくて、下手すると強くなれるのニャ』…by,ヴァウロイ
『ん? 下手すると、ってことはスカってこともあるのかな?』…by,美鈴
『スカってことはないけど。どう能力を上げ、スキルを覚えてていくかにもよるんだニャ』…by,ヴァウロイ
『なるほど。そういう事かぁ』…by,美鈴
と、いう事で……∩^ω^∩
では、次話もよろしくお願いします(*^ω^*)