美鈴、いよいよ動き出したみたいです
スイクラムは透明な球体で美鈴たちの様子を伺っていたが……。
そしてカイトは王都を出て旅立つのだが……。
そしてカイトは王都を出て旅立つのだが……。
ここは、スイクラムが住む天空城。スイクラムは、宙に浮く透明な球体を覗き美鈴たちの様子を伺っていた。
「美鈴。なかなか、やるではないか。ですが、まだまだですわね。みたところ……レベルが、まだ上がっていないようですし……」
何かを言おうとしたがスイクラムは、美鈴のステータスを調べていて、ふと何か変だと思い首を傾げる。
「はて? 何ゆえ経験値を示すゲージがないっ! もし仮にないとしても、なんらかの表示があってもいいはず」
スイクラムは悩み、ひたすら思考を巡らせた。
「……考えられることそれは、ステータスが特殊であるか。または、もともとがポンコツか。に、なるわね」
そう思い考えながらスイクラムは、玉座の肘掛けに左の肘をつき右手の指でトントンと小刻みに音をたてる。
「まぁ恐らくは後者だと思うけれど、油断しない方が良さそうね。そうなると、カイトにこのことを知らせておくとしましょう」
そしてスイクラムは、カイトに思念を送り美鈴のことを伝えた。だがこの時、自分が召喚した異世界の者であるということをわざと隠し伝える。
場所は移り。ここは、王都スイダムルの城下町付近の東南東に位置する街道。
カイトは一人、寂しげに歩いていた。
――昨日カイトは、謁見の間でスイダムルの国王セルスイド・S・ダムスと会い話をする。
その後、用意された部屋で休むが落ち着かず城内を歩き始めた。
そして、数箇所に置かれている美しいものをみつけると、うっとりしながらそれをみる。
そうこうしながら城内を歩いていると、たまたまテラスに出ていたこの城の姫シェルナ・S・ダムスと会い話をした。
だがシェルナはカイトの話についていけずに、このあと用があると嘘をつきその場を離れる。
しかしカイトはシェルナの声、青く透きとおるような髪、琥珀色の瞳の美しさに魅入られてしまう。
そして今朝、早々と城内を歩きシェルナをみつけ告白するも断られた。
だがカイトは諦めきれずしつこく言いよる。しかしそのことが即セルスイドの耳に入り、条件付きでシェルナとのことを認め城から追い出した。
そうその条件とは、復活するかもしれない魔王を一人で倒すことだ。はっきり言って、無理難題もいいところである。
その後カイトは、セルスイドからもらったこの世界の金貨で、役に立ちそうにないお洒落な装備を買いそろえると王都を旅立った。
――そして現在カイトは、道を歩きながらセルスイドから渡されたこの世界の地図をみている。
(そういえば、さっき女神が言ってたな。スイル大草原の方に他の世界の女神が召喚したスパイがいるって。
それもこの世界の者をたぶらかし、乗っ取ろうとしているとも言っていた。
……ってことは、先にそっちを片づけた方がいいかもな)
カイトはそう思い地図をみながら、スイル大草原までの道を指で辿った。
(それにしても、この地形どうにかならないのか?)
そうこの世界の地形は特殊である。国と国の境界線というものはなく、国自体が島である。
(一つの国が島になっていて、周りがほとんど海のようだ。どうスイル大草原まで、移動すればいいんだ?)
カイトはその後、考えてても分からないので、とりあえずスイル大草原を目指し歩き出したのだった。
「美鈴。なかなか、やるではないか。ですが、まだまだですわね。みたところ……レベルが、まだ上がっていないようですし……」
何かを言おうとしたがスイクラムは、美鈴のステータスを調べていて、ふと何か変だと思い首を傾げる。
「はて? 何ゆえ経験値を示すゲージがないっ! もし仮にないとしても、なんらかの表示があってもいいはず」
スイクラムは悩み、ひたすら思考を巡らせた。
「……考えられることそれは、ステータスが特殊であるか。または、もともとがポンコツか。に、なるわね」
そう思い考えながらスイクラムは、玉座の肘掛けに左の肘をつき右手の指でトントンと小刻みに音をたてる。
「まぁ恐らくは後者だと思うけれど、油断しない方が良さそうね。そうなると、カイトにこのことを知らせておくとしましょう」
そしてスイクラムは、カイトに思念を送り美鈴のことを伝えた。だがこの時、自分が召喚した異世界の者であるということをわざと隠し伝える。
場所は移り。ここは、王都スイダムルの城下町付近の東南東に位置する街道。
カイトは一人、寂しげに歩いていた。
――昨日カイトは、謁見の間でスイダムルの国王セルスイド・S・ダムスと会い話をする。
その後、用意された部屋で休むが落ち着かず城内を歩き始めた。
そして、数箇所に置かれている美しいものをみつけると、うっとりしながらそれをみる。
そうこうしながら城内を歩いていると、たまたまテラスに出ていたこの城の姫シェルナ・S・ダムスと会い話をした。
だがシェルナはカイトの話についていけずに、このあと用があると嘘をつきその場を離れる。
しかしカイトはシェルナの声、青く透きとおるような髪、琥珀色の瞳の美しさに魅入られてしまう。
そして今朝、早々と城内を歩きシェルナをみつけ告白するも断られた。
だがカイトは諦めきれずしつこく言いよる。しかしそのことが即セルスイドの耳に入り、条件付きでシェルナとのことを認め城から追い出した。
そうその条件とは、復活するかもしれない魔王を一人で倒すことだ。はっきり言って、無理難題もいいところである。
その後カイトは、セルスイドからもらったこの世界の金貨で、役に立ちそうにないお洒落な装備を買いそろえると王都を旅立った。
――そして現在カイトは、道を歩きながらセルスイドから渡されたこの世界の地図をみている。
(そういえば、さっき女神が言ってたな。スイル大草原の方に他の世界の女神が召喚したスパイがいるって。
それもこの世界の者をたぶらかし、乗っ取ろうとしているとも言っていた。
……ってことは、先にそっちを片づけた方がいいかもな)
カイトはそう思い地図をみながら、スイル大草原までの道を指で辿った。
(それにしても、この地形どうにかならないのか?)
そうこの世界の地形は特殊である。国と国の境界線というものはなく、国自体が島である。
(一つの国が島になっていて、周りがほとんど海のようだ。どうスイル大草原まで、移動すればいいんだ?)
カイトはその後、考えてても分からないので、とりあえずスイル大草原を目指し歩き出したのだった。
読んでくれてありがとうございますヽ(^o^)
『なんで歩かないといけない! あ〜あ、疲れる。買った服が泥だらけだ。洗濯したい。だけどどうやって洗うんだ?』byカイト
『水が豊富なので、どこでも洗えますよ!』by作者
『何を言っている? どこでもいいわけがない! 川や湖などで洗わないと、服がいたむではないか』byスイクラム
『なるほどな。さすがは女神様。どこかのポンコツ作者とは違う』byカイト
『ポンコツって……イイモンイイモン……߹𖥦߹』by作者
『『めんどくさぁ……』』byスイクラム、カイト
と、いう事で……では次話もよろしくお願いします(*^ω^*)
『なんで歩かないといけない! あ〜あ、疲れる。買った服が泥だらけだ。洗濯したい。だけどどうやって洗うんだ?』byカイト
『水が豊富なので、どこでも洗えますよ!』by作者
『何を言っている? どこでもいいわけがない! 川や湖などで洗わないと、服がいたむではないか』byスイクラム
『なるほどな。さすがは女神様。どこかのポンコツ作者とは違う』byカイト
『ポンコツって……イイモンイイモン……߹𖥦߹』by作者
『『めんどくさぁ……』』byスイクラム、カイト
と、いう事で……では次話もよろしくお願いします(*^ω^*)