異世界召喚されたらロボットの電池でした

作者： ちありや

SF ／ロボットSF

未来・SF ／未来・近未来

広く大きな青空
あなたの大好きだった青空
苦しみや悲しみもあなたと空にいれば忘れられた

ダンスが得意なあなたの夢を聞くのが好きだった
大空を舞台にみんなを楽しませたい
そんなあなたの傍に居られたら良いな、と思った

あなたには何度も挑んだ
一度も勝てなかったけど
いつも心はスッキリしていたんだ

突然私の前から消えてしまったあなた
悲しみに押しつぶされそうになったけど
それでも空が勇気をくれた
独りじゃないって教えてくれた

私には手の届かない場所で
あなたは今も踊っていますか？
優しい笑顔で踊っていますか？

今日も私は空を飛び続けます
高く、遠く、あなたの分まで……

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