【心理学】暴力的なゲームで犯罪が増えるってのはウソです【解説】
ゲームはアナタにとって悪影響?
それとも良い影響?
アナタはゲームから何を学びましたか?
それとも良い影響?
アナタはゲームから何を学びましたか?
暴力的なゲームは犯罪と関連があるか?
これはむかーしから言われてたことだね。日本でも、一時期は犯罪が起こるたび毎回のごとく「犯罪者は日常的にゲームやアニメを~」的な文言が飛び交ってました。個人的な感覚で書けば、2008年にあった秋葉原の通り魔事件以降、そのような報道がドッと増えた気がします
ゲームと犯罪の関連性は昔から研究されてきました。ってことで結論を先に書いちゃいましょう
・ゲームと犯罪の関連性はわからない
いやぶっちゃけ『ない』んですよ。ただ、研究によっては『ある』とか『あることが示唆される』的な結論にもってったモノもあり、だからこそ世の中には「ゲームと犯罪は関係ある!」っていう方と「かんけーねーから!」っていう方が入り混じっているのでしょう
ゲームに限らず、アニメ、映画、小説など幅広い分野で残酷な描写ってのはあります。なんでゲームが取り沙汰されるのかってのがありますが、個人的な感想としては『能動的に触れるから』ってことが言えるのではないか? といったところでしょうか
映画は見てるだけで勝手に残酷なシーンが流れてきますが、ゲームなどでは自らが攻撃ボタンを押してキルムーブを出すことになりますね。しかし、だとしたら『能動的に残酷なことをシミュレーションすると犯罪につながるのか?』っていう別の研究が必要になりそうな気がするし、それらについて書かれた論文とかを探すのもめんd手間がかかりそうなのでこれ以上調べはしませんめんどくさいし
けどまあ、能動的に残酷なことをしてる人が犯罪者になりやすいっていう理論が成り立つなら、常日頃犯罪描写を書きまくってる刑事ドラマ作家などはそりゃあもうアレでしょうからね……素人の妄想はこのくらいにして、今回はいろいろなエビデンスを探って『ゲームと犯罪』に関するお話をしていきましょう
注:英語の論文を紹介してるので翻訳ソフトをご活用ください
:ゲーム障害の話:
2019年、世界保健機関(WHO)が『ゲーム障害』という疾患を正式に認めました
日常生活に支障がでるほどゲームの優先順位が高くなる。ゲームをやめられず、その状態が12ヶ月続くならゲーム障害になる可能性がグンと上昇します。もしかしたら自分が? と思ったアナタは自ら勝手に判断しないで医師の診断を受けましょう
精神疾患の診断目安として広く使われるアメリカの指標"DSM-5"でも『インターネット・ゲーム障害』として、ある種の依存症的な扱いになっているようです
両者ざっくり書けば『日常生活よりゲームの優先度が高くなり、支障をきたすようになってもゲームをやめられなくなり、その状態が一定期間継続する』ことが条件になっています
ゲームは人を楽しませるためのものです。当然ながらなにかを達成した時は脳内にうれしい信号がドバドバ出て「めっちゃうれしい!」って状態になります。が、この信号は文字通り病みつきになりやすい。うまい距離感でゲームをプレイしましょう
これ勘違いしないでいただきたいのですが、ゲームそのものが悪いとかではなく『依存してしまう脳の状態』が問題なのです。酒やタバコは依存性だけでなく身体も悪くしてしまいますが、ゲームはいい感じにお付き合いすれば――それはスポーツなど他の分野でも言えることですが――これ以上ないストレス解消手段となり得ます
ゲームにはそういった面があるわけね。で、そのゲームに暴力的なシーンがあったらどうなるでしょう? まさか、そのゲームをプレイした人たちが暴力的になっちゃうとか?
:暴力的なゲームと犯罪のエビデンス:
暴力的ゲームと犯罪の関連性を調べるにはどうすれば良いのでしょう?
ひとつの手段として『暴力的ゲームのプレイ人口と、犯罪統計の比較』を行うのもアリでしょう。犯罪者のうちどんくらいが暴力的ゲームをプレイしてたか? っていうデータもあればいいね
プレイ人口が増加してるか? を判断するには『売上』がいちばんでしょう。で、犯罪者データは国が統計を出しています……アメリカ、ヴィラノーヴァ大学の『パトリック・マーキー』氏は1978 ~ 2011年までの期間で調査を行いました
暴力的なゲームは年々売上を伸ばしているのに対し、暴力犯罪は減少しているってのが明らかになったのですね。ちなみに、もっとも減少してるのは殺人事件だそうです以下論文
APA PsycNet
ttps://psycnet.apa.org/doi/10.1037/ppm0000030
こういった研究論文、どのようなゲームを『暴力的』としてるかはまちまちなので、たとえば『どうぶつの森』を研究対象にしてるかもしれない――そんなことはないと思うけどまあ、実際にゲーム名が明かされた論文があれば安心よね
ってことで、えー暴力的ゲーム代表として『GTA5』にご登場いただきましょう。これはもうアレよね、暴力的ゲームの代名詞よね。もうヒューマンをキルするし、おクスリぶんまくし猛スピードで公道突っ走るし警察に追われるなんて日常茶飯事でしょう
2018年。ドイツ、マックス・プランク研究所の『シモーネ・クーン』氏を中心とした研究チームがふたつのゲームを2ヶ月プレイさせ、さらにその後2ヶ月の対象者観察を行いました
・グランド・セフト・オートV
・ザ・シムズ3
シムズ言うたら町運営的なサンドボックス系ゲームですね。両者を別のグループにプレイさせ続けて精神状態などを調査しましたが、とくに影響は観察されませんでした。まあ、こういったゲームに人を暴力的にするナニカがあるとするなら、今頃GTA5プレイしてた方は「血がァ……血ガ見タインヂャアアアアア!」言うてあっちこっち徘徊してるでしょうねぇ
Molecular Psychiatry
ttps://doi.org/10.1038/s41380-018-0031-7
ほかにも『暴力的ゲームをプレイしたことで、逆に一時的に暴力的行為が減少した』的な研究結果もあるし。じゃあ『暴力的なゲームと犯罪は関係ない』でFAか? っで済ませてもいいんだけど、ゲームと暴力は関係ある派がなんの根拠もなく主張してるワケないよなって思いがありまして、公平性を目指すわたしとしてはそういう研究も見つけなきゃ(使命感)と感じる部分もあるので調べてみました
見つけたのが『暴力的ゲームは、プレイヤーの攻撃性を高める』的な研究結果。暴力的コンテンツに触れることで暴力に対する感覚の鈍化が提供される、つまりは慣れるってことですね。その状態だと暴力的行為へのハードルが下がりやすいということでしょう
えーっと、たとえばふつうだったら「万引きなんてしない」と思うのあたりまえじゃん? それが万引き的なシーンを繰り返し見せつけられることで『万引きに対する一種の"慣れ"』ってのが生まれる。そうすっと「万引きなんてふつうじゃね?」的な感覚になっていく――うん、説明ヘタでごめん。でもなんとなーくこういうニュアンスでよろしく
こういった研究、肯定的なモノと否定的なモノあれこれ集めたページを紹介しとくから、もっとくわしく掘り下げたいって方はどうぞ
Frontiers
ttps://doi.org/10.3389%2Ffpsyg.2023.1155807
こういった研究は、ただ統計データを比較して「ゲームと犯罪は関係ない」と言えばおわり、というワケではありません。よく紹介される例として『タバコ・アルコール・肺がん』の関係性があります
肺がんはどんな生活習慣で発症しやすいのか? 的な研究で統計データをとったところ『アルコールと肺がんの関連性』がめちゃ高いことがわかりました。じゃあ「アルコールを呑むと肺がんになる」って言われるとそうでもなく、実はこれ『アルコールを嗜む人は、同時にタバコを嗜んでる比率が高い』っていう要素があって、実際はタバコのリスクが肺がんに出てたんだけど、見る人がアルコールに目をつけてしまったが故にそう勘違いした、的なお話しがあったりします
まあ実際アルコールも関係ないわけでもないんだけど……それは以前の『つれづれグサッ』で紹介したと思うのでご参照いただければ幸い
いずれにしても、統計などはしっかりお勉強して、そういった分析ミスがないプロの方がやってくれるのを待ちましょう。自分で勝手に判断しないようにね(自戒
:ゲームと犯罪――に巻き込まれるリスク:
ゲームと犯罪の関連性とはべつに、子どもたちがゲームによって犯罪に巻き込まれる場合がけっこーあります
ネットゲームで知り合った人に騙され呼び出されてうんぬんとか、何かしらの事情で脅されてうんぬんとか……子どもがやらかした例だと、たとえば親に隠れて課金とか、オンラインカジノで賭け事しちゃったりとか、まあイロイロありますね
ネット上の犯罪者はウマい感じに子どもを騙します。いわゆる『ともだちのともだち』を装ってコンタクトをとったり、相手からの情報をとったり、画像を送らせたり、経済力にモノ言わせてゲーム内でつかえるお金をチラつかせたりして子どもたちを罠にハメていきます。そうならないよう、親のみなさんは子どものゲーム使用状況を見守っておかなければならないでしょう
信じてるからってのは方便です。信じることと見守らないことは別だという認識で、どうぞ。今のゲームやスマホは親御さんがチェックできたり、アクセスできないサイトを選別できるモードが搭載されているので便利ですよね
ほか、いろいろできることがあるので、ぜひとも以下の情報をシェアリングしておきましょう
政府広報オンライン
ttps://www.gov-online.go.jp/useful/article/201503/3.html
警視庁
ttps://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/higai/kodomo/index.html
法務省、令和5年犯罪白書
ttps://hakusyo1.moj.go.jp/jp/70/nfm/mokuji.html
親に隠れて課金、オンラインカジノ――場合によってはソレを武勇伝として受け止める子どももいそうですが、場合によっては重大な問題につながる恐れがあるのでさっさと改めましょう。もしアナタが「子どもがウン十万円課金したってニュースあるじゃん? おれも親に隠れてやってたんだぜ!」とか喜んでしゃべっちゃう方であるなら、なるべく早いタイミングで自分がしたことの重大さを認知することをおすすめします
残酷な描写だったり、暴力的なゲームで犯罪が増えるってのはウソです。が、研究結果によっては必ずしもそうとは言い切れない要素があるかもしれないよ、的な玉虫色の報告もあったりするので、まああとはアナタがゲームとどう向き合って、何を信じるかの問題になっていくでしょう
少なくとも、わたしが調べた限りでは『関係ない』派が圧倒的多数でした
ゲームは日々進化しています。こう書いちゃなんですが、ゲーム内における残酷描写もかなり進化してます。昔はむかしでドット絵でよくああいうシーンを表現できたなと職人に対するリスペクトを覚えたりするのですが、今じゃ逆に「残酷過ぎる描写ができるようになっちゃったから抑えてね?」的な感じになっています
体感的に、最もそういうのの描写がスゴかったのは2010年前後かなぁ。いやそういったゲームを常日頃からやってるワケじゃないので知らんけど
なにはともあれ、暴力的ゲームはアナタをそんなアレにするワケじゃなさそうなので、まあ安心して? プレイしていただければ幸いです
アナタはゲーム、すきですか?
わたしはすきです。ゲームはいろんなことを学習させてくれるツールだと思います。日々魅力的なゲームを作ってくれるクリエイターに感謝しつつ、だいすきなゲームを熱く語れる"つながり"があればサイコーですよね!
アナタのゲーミングライフに幸多からんことを
これはむかーしから言われてたことだね。日本でも、一時期は犯罪が起こるたび毎回のごとく「犯罪者は日常的にゲームやアニメを~」的な文言が飛び交ってました。個人的な感覚で書けば、2008年にあった秋葉原の通り魔事件以降、そのような報道がドッと増えた気がします
ゲームと犯罪の関連性は昔から研究されてきました。ってことで結論を先に書いちゃいましょう
・ゲームと犯罪の関連性はわからない
いやぶっちゃけ『ない』んですよ。ただ、研究によっては『ある』とか『あることが示唆される』的な結論にもってったモノもあり、だからこそ世の中には「ゲームと犯罪は関係ある!」っていう方と「かんけーねーから!」っていう方が入り混じっているのでしょう
ゲームに限らず、アニメ、映画、小説など幅広い分野で残酷な描写ってのはあります。なんでゲームが取り沙汰されるのかってのがありますが、個人的な感想としては『能動的に触れるから』ってことが言えるのではないか? といったところでしょうか
映画は見てるだけで勝手に残酷なシーンが流れてきますが、ゲームなどでは自らが攻撃ボタンを押してキルムーブを出すことになりますね。しかし、だとしたら『能動的に残酷なことをシミュレーションすると犯罪につながるのか?』っていう別の研究が必要になりそうな気がするし、それらについて書かれた論文とかを探すのもめんd手間がかかりそうなのでこれ以上調べはしませんめんどくさいし
けどまあ、能動的に残酷なことをしてる人が犯罪者になりやすいっていう理論が成り立つなら、常日頃犯罪描写を書きまくってる刑事ドラマ作家などはそりゃあもうアレでしょうからね……素人の妄想はこのくらいにして、今回はいろいろなエビデンスを探って『ゲームと犯罪』に関するお話をしていきましょう
注:英語の論文を紹介してるので翻訳ソフトをご活用ください
:ゲーム障害の話:
2019年、世界保健機関(WHO)が『ゲーム障害』という疾患を正式に認めました
日常生活に支障がでるほどゲームの優先順位が高くなる。ゲームをやめられず、その状態が12ヶ月続くならゲーム障害になる可能性がグンと上昇します。もしかしたら自分が? と思ったアナタは自ら勝手に判断しないで医師の診断を受けましょう
精神疾患の診断目安として広く使われるアメリカの指標"DSM-5"でも『インターネット・ゲーム障害』として、ある種の依存症的な扱いになっているようです
両者ざっくり書けば『日常生活よりゲームの優先度が高くなり、支障をきたすようになってもゲームをやめられなくなり、その状態が一定期間継続する』ことが条件になっています
ゲームは人を楽しませるためのものです。当然ながらなにかを達成した時は脳内にうれしい信号がドバドバ出て「めっちゃうれしい!」って状態になります。が、この信号は文字通り病みつきになりやすい。うまい距離感でゲームをプレイしましょう
これ勘違いしないでいただきたいのですが、ゲームそのものが悪いとかではなく『依存してしまう脳の状態』が問題なのです。酒やタバコは依存性だけでなく身体も悪くしてしまいますが、ゲームはいい感じにお付き合いすれば――それはスポーツなど他の分野でも言えることですが――これ以上ないストレス解消手段となり得ます
ゲームにはそういった面があるわけね。で、そのゲームに暴力的なシーンがあったらどうなるでしょう? まさか、そのゲームをプレイした人たちが暴力的になっちゃうとか?
:暴力的なゲームと犯罪のエビデンス:
暴力的ゲームと犯罪の関連性を調べるにはどうすれば良いのでしょう?
ひとつの手段として『暴力的ゲームのプレイ人口と、犯罪統計の比較』を行うのもアリでしょう。犯罪者のうちどんくらいが暴力的ゲームをプレイしてたか? っていうデータもあればいいね
プレイ人口が増加してるか? を判断するには『売上』がいちばんでしょう。で、犯罪者データは国が統計を出しています……アメリカ、ヴィラノーヴァ大学の『パトリック・マーキー』氏は1978 ~ 2011年までの期間で調査を行いました
暴力的なゲームは年々売上を伸ばしているのに対し、暴力犯罪は減少しているってのが明らかになったのですね。ちなみに、もっとも減少してるのは殺人事件だそうです以下論文
APA PsycNet
ttps://psycnet.apa.org/doi/10.1037/ppm0000030
こういった研究論文、どのようなゲームを『暴力的』としてるかはまちまちなので、たとえば『どうぶつの森』を研究対象にしてるかもしれない――そんなことはないと思うけどまあ、実際にゲーム名が明かされた論文があれば安心よね
ってことで、えー暴力的ゲーム代表として『GTA5』にご登場いただきましょう。これはもうアレよね、暴力的ゲームの代名詞よね。もうヒューマンをキルするし、おクスリぶんまくし猛スピードで公道突っ走るし警察に追われるなんて日常茶飯事でしょう
2018年。ドイツ、マックス・プランク研究所の『シモーネ・クーン』氏を中心とした研究チームがふたつのゲームを2ヶ月プレイさせ、さらにその後2ヶ月の対象者観察を行いました
・グランド・セフト・オートV
・ザ・シムズ3
シムズ言うたら町運営的なサンドボックス系ゲームですね。両者を別のグループにプレイさせ続けて精神状態などを調査しましたが、とくに影響は観察されませんでした。まあ、こういったゲームに人を暴力的にするナニカがあるとするなら、今頃GTA5プレイしてた方は「血がァ……血ガ見タインヂャアアアアア!」言うてあっちこっち徘徊してるでしょうねぇ
Molecular Psychiatry
ttps://doi.org/10.1038/s41380-018-0031-7
ほかにも『暴力的ゲームをプレイしたことで、逆に一時的に暴力的行為が減少した』的な研究結果もあるし。じゃあ『暴力的なゲームと犯罪は関係ない』でFAか? っで済ませてもいいんだけど、ゲームと暴力は関係ある派がなんの根拠もなく主張してるワケないよなって思いがありまして、公平性を目指すわたしとしてはそういう研究も見つけなきゃ(使命感)と感じる部分もあるので調べてみました
見つけたのが『暴力的ゲームは、プレイヤーの攻撃性を高める』的な研究結果。暴力的コンテンツに触れることで暴力に対する感覚の鈍化が提供される、つまりは慣れるってことですね。その状態だと暴力的行為へのハードルが下がりやすいということでしょう
えーっと、たとえばふつうだったら「万引きなんてしない」と思うのあたりまえじゃん? それが万引き的なシーンを繰り返し見せつけられることで『万引きに対する一種の"慣れ"』ってのが生まれる。そうすっと「万引きなんてふつうじゃね?」的な感覚になっていく――うん、説明ヘタでごめん。でもなんとなーくこういうニュアンスでよろしく
こういった研究、肯定的なモノと否定的なモノあれこれ集めたページを紹介しとくから、もっとくわしく掘り下げたいって方はどうぞ
Frontiers
ttps://doi.org/10.3389%2Ffpsyg.2023.1155807
こういった研究は、ただ統計データを比較して「ゲームと犯罪は関係ない」と言えばおわり、というワケではありません。よく紹介される例として『タバコ・アルコール・肺がん』の関係性があります
肺がんはどんな生活習慣で発症しやすいのか? 的な研究で統計データをとったところ『アルコールと肺がんの関連性』がめちゃ高いことがわかりました。じゃあ「アルコールを呑むと肺がんになる」って言われるとそうでもなく、実はこれ『アルコールを嗜む人は、同時にタバコを嗜んでる比率が高い』っていう要素があって、実際はタバコのリスクが肺がんに出てたんだけど、見る人がアルコールに目をつけてしまったが故にそう勘違いした、的なお話しがあったりします
まあ実際アルコールも関係ないわけでもないんだけど……それは以前の『つれづれグサッ』で紹介したと思うのでご参照いただければ幸い
いずれにしても、統計などはしっかりお勉強して、そういった分析ミスがないプロの方がやってくれるのを待ちましょう。自分で勝手に判断しないようにね(自戒
:ゲームと犯罪――に巻き込まれるリスク:
ゲームと犯罪の関連性とはべつに、子どもたちがゲームによって犯罪に巻き込まれる場合がけっこーあります
ネットゲームで知り合った人に騙され呼び出されてうんぬんとか、何かしらの事情で脅されてうんぬんとか……子どもがやらかした例だと、たとえば親に隠れて課金とか、オンラインカジノで賭け事しちゃったりとか、まあイロイロありますね
ネット上の犯罪者はウマい感じに子どもを騙します。いわゆる『ともだちのともだち』を装ってコンタクトをとったり、相手からの情報をとったり、画像を送らせたり、経済力にモノ言わせてゲーム内でつかえるお金をチラつかせたりして子どもたちを罠にハメていきます。そうならないよう、親のみなさんは子どものゲーム使用状況を見守っておかなければならないでしょう
信じてるからってのは方便です。信じることと見守らないことは別だという認識で、どうぞ。今のゲームやスマホは親御さんがチェックできたり、アクセスできないサイトを選別できるモードが搭載されているので便利ですよね
ほか、いろいろできることがあるので、ぜひとも以下の情報をシェアリングしておきましょう
政府広報オンライン
ttps://www.gov-online.go.jp/useful/article/201503/3.html
警視庁
ttps://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/higai/kodomo/index.html
法務省、令和5年犯罪白書
ttps://hakusyo1.moj.go.jp/jp/70/nfm/mokuji.html
親に隠れて課金、オンラインカジノ――場合によってはソレを武勇伝として受け止める子どももいそうですが、場合によっては重大な問題につながる恐れがあるのでさっさと改めましょう。もしアナタが「子どもがウン十万円課金したってニュースあるじゃん? おれも親に隠れてやってたんだぜ!」とか喜んでしゃべっちゃう方であるなら、なるべく早いタイミングで自分がしたことの重大さを認知することをおすすめします
残酷な描写だったり、暴力的なゲームで犯罪が増えるってのはウソです。が、研究結果によっては必ずしもそうとは言い切れない要素があるかもしれないよ、的な玉虫色の報告もあったりするので、まああとはアナタがゲームとどう向き合って、何を信じるかの問題になっていくでしょう
少なくとも、わたしが調べた限りでは『関係ない』派が圧倒的多数でした
ゲームは日々進化しています。こう書いちゃなんですが、ゲーム内における残酷描写もかなり進化してます。昔はむかしでドット絵でよくああいうシーンを表現できたなと職人に対するリスペクトを覚えたりするのですが、今じゃ逆に「残酷過ぎる描写ができるようになっちゃったから抑えてね?」的な感じになっています
体感的に、最もそういうのの描写がスゴかったのは2010年前後かなぁ。いやそういったゲームを常日頃からやってるワケじゃないので知らんけど
なにはともあれ、暴力的ゲームはアナタをそんなアレにするワケじゃなさそうなので、まあ安心して? プレイしていただければ幸いです
アナタはゲーム、すきですか?
わたしはすきです。ゲームはいろんなことを学習させてくれるツールだと思います。日々魅力的なゲームを作ってくれるクリエイターに感謝しつつ、だいすきなゲームを熱く語れる"つながり"があればサイコーですよね!
アナタのゲーミングライフに幸多からんことを