デビルミスト退治……2
ムドルは迫りくるデビルミストを回避しながらどう対処したらいいのかと考えていたが……。
ここはタータム草原。ムドルは自分が飛ばしたデビルミストを追いかけ、数百メートルの位置まで来ていた。
「さて、慎重に対処しなければ……私も危ないですので」
デビルミストとの間合いを取りつつ、ムドルは身構える。
(相手は霧状とはいえ、呪詛系。霊体とも、また違いますので……どう戦うかですが)
そう考えている暇もなくデビルミストは、ムドルの方に向かいきた。
それをみたムドルは慌てて回避する。
「ふぅー、気をつけなければ……本当に厄介ですね。考える暇もくれないとは……」
そう言いムドルは、デビルミストに右手を向けた。するとデビルミストは、ムドルの方にくる。ムドルは険しい顔で後ろに逃げる。
「悠長に詠唱もできません。これは……困りましたね。ですが、余り距離をおくと逃げられかねませんし……さて、どうしたら良いでしょうか」
ムドルは悩んだ。デビルミストが自分に向かってくるのを回避しながら。
(アンデット系であれば、対処法も簡単。ですが相手は、呪い的なもの。それが人為的な物か、自然現象なのかは分かりませんが)
そうこう思考を巡らせていた。
「逃げ回っている訳にもいきませんね。実戦で使うのは初めてですが、この魔法の他にないですし」
そう言うとムドルは、フゥーッと息を吐く。そして、キッとデビルミストを睨みつける。
再びデビルミストに右手を向けた。デビルミストはムドルに向かいくる。そのままの体勢でムドルは回避する。
それを何度も繰り返しながらムドルは、言いずらそうに詠唱し始めた。
《無と有 此処あらざるもの 形なき存在 奇なる呪い 我、願う 其の存在を消し去られたし!!》
そう言い放つと、デビルミストの周囲を覆うように魔法陣が展開されていく。
ムドルはデビルミストに右手を向けたままの体勢を保っている。だが、苦痛な表情を浮かべていた。
(これは……かなり、キツいです。魔力だけでも大量に減る。それだけではない。体力も、保つかどうか……。集中するだけでも、やっとですし)
ジッとデビルミストをみる。額から、タラリタラリと汗が落ちた。
デビルミストは展開された魔法陣に囲まれ逃げられない。
(あと少し……保って、下さい。クッ……ハァハァ、ハァ……)
かなりつらそうだ。だが、それでも集中は途切れさせまいと必死である。
すると全ての魔法陣が、デビルミストを覆い包んだ。
それを確認するとムドルは、右手をそのままデビルミストに向けながら左手を添える。
そして両手で三角形を作り、デビルミストに向け最後の魔力を使い魔法を放った。
その魔法は漆黒の光を発しながら、デビルミストの周囲にある魔法陣へ向かいあたる。
すると魔法陣が眩く光った。
「ギョエェェェー!?」
奇妙な声で叫びデビルミストは、魔法陣の中で暴れる。だが、徐々にその奇妙な声が小さくなり暴れなくなった。
それを感知したかのように眩い光を放っていた魔法陣は、パッと消える。
「や、やったのですか……」
ムドルはデビルミストの消滅を確認すると安心した。それと同時に、バタンとその場に力尽き倒れる。
「さて、慎重に対処しなければ……私も危ないですので」
デビルミストとの間合いを取りつつ、ムドルは身構える。
(相手は霧状とはいえ、呪詛系。霊体とも、また違いますので……どう戦うかですが)
そう考えている暇もなくデビルミストは、ムドルの方に向かいきた。
それをみたムドルは慌てて回避する。
「ふぅー、気をつけなければ……本当に厄介ですね。考える暇もくれないとは……」
そう言いムドルは、デビルミストに右手を向けた。するとデビルミストは、ムドルの方にくる。ムドルは険しい顔で後ろに逃げる。
「悠長に詠唱もできません。これは……困りましたね。ですが、余り距離をおくと逃げられかねませんし……さて、どうしたら良いでしょうか」
ムドルは悩んだ。デビルミストが自分に向かってくるのを回避しながら。
(アンデット系であれば、対処法も簡単。ですが相手は、呪い的なもの。それが人為的な物か、自然現象なのかは分かりませんが)
そうこう思考を巡らせていた。
「逃げ回っている訳にもいきませんね。実戦で使うのは初めてですが、この魔法の他にないですし」
そう言うとムドルは、フゥーッと息を吐く。そして、キッとデビルミストを睨みつける。
再びデビルミストに右手を向けた。デビルミストはムドルに向かいくる。そのままの体勢でムドルは回避する。
それを何度も繰り返しながらムドルは、言いずらそうに詠唱し始めた。
《無と有 此処あらざるもの 形なき存在 奇なる呪い 我、願う 其の存在を消し去られたし!!》
そう言い放つと、デビルミストの周囲を覆うように魔法陣が展開されていく。
ムドルはデビルミストに右手を向けたままの体勢を保っている。だが、苦痛な表情を浮かべていた。
(これは……かなり、キツいです。魔力だけでも大量に減る。それだけではない。体力も、保つかどうか……。集中するだけでも、やっとですし)
ジッとデビルミストをみる。額から、タラリタラリと汗が落ちた。
デビルミストは展開された魔法陣に囲まれ逃げられない。
(あと少し……保って、下さい。クッ……ハァハァ、ハァ……)
かなりつらそうだ。だが、それでも集中は途切れさせまいと必死である。
すると全ての魔法陣が、デビルミストを覆い包んだ。
それを確認するとムドルは、右手をそのままデビルミストに向けながら左手を添える。
そして両手で三角形を作り、デビルミストに向け最後の魔力を使い魔法を放った。
その魔法は漆黒の光を発しながら、デビルミストの周囲にある魔法陣へ向かいあたる。
すると魔法陣が眩く光った。
「ギョエェェェー!?」
奇妙な声で叫びデビルミストは、魔法陣の中で暴れる。だが、徐々にその奇妙な声が小さくなり暴れなくなった。
それを感知したかのように眩い光を放っていた魔法陣は、パッと消える。
「や、やったのですか……」
ムドルはデビルミストの消滅を確認すると安心した。それと同時に、バタンとその場に力尽き倒れる。
読んで頂きありがとうございますヽ(^o^)
『ぉお!!(゜ロ゜屮)屮……ムドルさん凄い!』by泪
『いえいえ、それほどでもありません(〃∀〃)ゞ』byムドル
『(`・ω・´)ほう……逆立ちぐらいで凄いとはな』byグレイフェズ
『だって、私できないんだもん』by泪
『(*`∀´*)……それなら、俺が手取り足取りできるまで特訓してやる……(* ̄∀ ̄*)~゜』byグレイフェズ
『逃げようかと思うんだけど……なんでデレてるのか聞きたい気持ちが……( ˊᵕˋ ;)どうしよう聞かない方がいいかなぁ』by泪
と、いう事で……∩^ω^∩
では、次話もよろしくお願いします(*^▽^*)
『ぉお!!(゜ロ゜屮)屮……ムドルさん凄い!』by泪
『いえいえ、それほどでもありません(〃∀〃)ゞ』byムドル
『(`・ω・´)ほう……逆立ちぐらいで凄いとはな』byグレイフェズ
『だって、私できないんだもん』by泪
『(*`∀´*)……それなら、俺が手取り足取りできるまで特訓してやる……(* ̄∀ ̄*)~゜』byグレイフェズ
『逃げようかと思うんだけど……なんでデレてるのか聞きたい気持ちが……( ˊᵕˋ ;)どうしよう聞かない方がいいかなぁ』by泪
と、いう事で……∩^ω^∩
では、次話もよろしくお願いします(*^▽^*)