R-15
part Aki 7/23 pm 4:22
「あきちゃん あのさ さっき プレアデスの三百均で化粧品って言ってたけど それって 明日 行くってこと?」
部屋の扉をくぐると同時に こんのさんが口を開いた。
いつものことながら こんのさんの話は 唐突に始まる。ボクも もう慣れっこだから そんなことでは 驚かない。驚いたのは 他でもない こんのさんの服装だった。
黒のキャミソールに グレーのショートパンツ。キャミもいわゆる〈見せキャミ〉じゃなくて 普通の肌着。下の紺のスポーツブラが チラ見えってゆーか…丸見え。グッと盛り上がった 胸の谷間に 思わず眼が惹き付けられそうになる。慌てて眼をそらすけど 今度は ショートパンツから伸びた 白い太ももに 視線が釘付け…。
〈女の子同士〉って思ってるから 全然 気にして無いんだろうけど あまりにも無防備過ぎる。ボクは 家でも こんな格好で部屋をウロウロなんて絶対しない……兄さん達の眼もあるし。ってゆーか こんのさんの家だって お兄さんや弟くんがいるハズ…。いくら家族とはいえ 女の子が こんな格好でいるの見て 気にならないんだろうか? 家風の違いってことなのかもしれないけど ホント 眼のやり場に困る…。
明日の段取りとか 夏休みの予定とか スマホ見ながら 打ち合わせするんだけど 眼を上げるとこんのさんの白い肌が飛び込んでくる…。どこ見ていいか分からなくて 視線が定まらない。動揺しまくりで イマイチ何話しているのか 上の空だったんだけど こんのさんの一言が ボクを現実に引き戻す。
「聖心館 いまいち気乗りしてないんだ?」
えっ!? なんで そんな話に…?
聖心に進学するのに違和感があるのは 確かなんだけど そんな話 ホントに誰にも 話したこと無かったから かなり焦る。
「えっ……いや 気乗りしないってゆーほどのことも無いんですけど…。ほら アタシ 別に これと言ってやりたいこととかあるワケじゃないですし…」
平凡なボクだ。
将来の夢とかも 正直無い。サクヤや はるな あるいは幸樹兄さんみたいに 国公立の大学 受験して 医者や弁護士みたいな仕事を目指すほど 勉強ができるワケじゃない。パパやママの後を継いで 建築士やエスティシャンってゆーのもピンとこない。大学卒業して どっかの会社に就職してぐらいの 漠然としたイメージしか持てないボクには 内部進学で 聖心大に行けるってゆーのは 格好の逃げ道だった。それなりの成績さえ維持できていれば 将来への不安を 先送りにできる。
「歌とか 絵とかあるじゃん」
「いや あの… 確かに好きは好きですけど 大学で勉強するほどじゃないし…」
教育学部に 音楽専攻のコースがあって 中学·高校の音楽の免許が取れるらしいけど ボクは どう考えても 学校の先生って柄じゃあない。
「なんで? 音大とか美大とか行ったら いいじゃん? あきちゃんとこ お金持ちだし 行きたいって言ったら 行かせてもらえるじゃないの?」
美大…。外部受験して美大か…。
それは 昔 考えたことがある。
ボクが 本格的に絵を描き始めたのは 小学校6年生の時。
例の不登校気味だったって頃だ。その頃は 陽樹兄さんは まだ 大学生で よく家で絵を描いていた。学校行かずに家でプラプラしてたボクに 兄さんが デッサンや油絵の基礎を教えてくれたんだ。陽樹兄さんは 中学·高校と美術部で 絵画教室にも通って 画家志望。美大受験を目指してたんだけど パパに反対されて 結局 永仙工大の建築科に行った。その頃は 兄さんの行けなかった美大に行きたいって思ってた。
なんとなく仇討ちみたいな感覚だ。
「……あの こんな話 人にするの初めてなんですけど 正直 美大行ってみたいなってゆー気持ちはあるんです…。色々 勉強してもっと 上手に描けるようになりたいなって」
中学くらいの間は 漠然と美大行きたいって思ってたんだけど 高校生になる頃には あんまり考えなくなっていた。〈あき〉として聖心館で暮らすってゆースタイルに 少しずつ慣れて 友達もできた。学校生活が安定してきたってゆーのは 美大のことを考えなくなった1つの理由だと思う。
とはいえ 聖心大に行きたいのか?っていえば 行きたくは ない。
なんと言っても聖心館は女子大だ。ボクが本来行くべき場所じゃあないハズなんだ。なら どうしたいのか?ってことを ホントは 真剣に考えなきゃいけないんだけど ズルズル引き伸ばしてるうちに 気がつけば 高2の夏休み。昨日の三者面談も ママや先生に怒られないようにって それだけで 何のアクションも起こさずにやり過ごしてしまった。
本気で美大に行きたいなら 具体的な準備を始めなきゃなんだけど…。
「でも アタシの絵なんかで 美大に入れるのかってゆーのが1つ」
兄さんに基礎を教わったとはいえ ボクの描き方は 基本的に我流だ。部室や図書館で 美術の技術書なんかを読んで テクニックを覚えたりしてるけど 気に入ったものだけ 採り入れた バリバリの我流。美大受験の塾とかで系統的に学んだワケじゃない。そんな描き方で 通用するのか?
「もう1つは 陽樹兄さんが あの 一番上の兄なんですけど その兄が 高校生のとき やっぱり美大に行きたいって言ったんです…。その時 父が『絵を描くことは素敵な趣味だけど 人を感動させて仕事にするのは とても難しい』って言ったらしいんです…」
そして もう1つは より根本的な問題だ。
絵は 上手くなりたい。でも 絵が上手くなって ボクは どうしたいんだ? 要するに 絵を描くのを仕事にする覚悟があるのか?ってことだ。
「アタシ 絵を描くのは好きですけど アタシの絵に感動して しかもお金出してくれる人ができるなんて 想像もつかないじゃないですか…」
そう。好きだってことと仕事にするってことは 全然 別のこと。
好きなことして お金になれば そりゃ素敵だけど 世の中 そんなに甘いワケは 無い…。ママみたいに 趣味がそのまま仕事になるなんて ホント 特別なことだと思う。
「なんか あきちゃんも 悩んだりしてるだね…」
そう。悩んでばっかだ。進路のこと。身体のこと。そして 恋の悩み。
同じようなこと いつまでもウジウジ考えて 結局 時間切れで ぶっつけ本番。自分で決めたって納得できたときは いいけど 納得できないままに見切り発車ってゆーのが多すぎる…。こんのさんみたいに パッと方針 決めて 具体的に努力できる人って羨ましい。
「いやぁ あたしもさ 高校受験のとき 親に反対されて メッチャ悔しくてってゆーの 思い出したよ」
こんのさんも そんな経験があるんだ…。
でも こんのさんって そういうとき ちゃんと自分の意思を 貫いたんだろうな…。ボクみたいに 言い出せないまま 流されて 後でブスブス燻ってる人間とは 違う気がする。
「…そうなんですね。こんのさん どうやってお家の人 説得したんですか?」
「ううん。どーしよーも無くて泣き寝入り」
意外な答え。でも その後が こんのさんらしかった。
「だけどさ その時 思ったの。次は 親に文句言わせないくらい 実績上げて OKって言わせてやるって」
そう。こんのさんは 失敗しない人じゃない。
失敗したときに 次どうするって対策を考える人。親に文句言われないくらいの実績か…。
「実績ですか…。どんなことしたら実績になるんですかね…」
「絵のコンクールとかあるんじゃないの? コンクールで入選とかしたら お家の人も納得するんじゃない?」
「……コンクール。確かに入選できたら素敵ですけど…」
コンクールか…。
入選できれば 確かにパパやママにアピールはできるだろうけど。でも ボクにとって一番大事なことは 美大に行くっことに自分が納得できるかってこと。絵を描くってことを ボクは仕事にしたいんだろうか? そこは 納得したい。
そこは 絶対 自分で決めなきゃいけないこと。
「なんか イマイチって感じだね」
「えっ…? いや…あの ゴメンなさい。せっかく考えてもらったのに…。ただ アタシ 絵を描くの好きですけど いつも自分の為に描いてるから 何かの為に描くって なんかピンとこなくて。友達に頼まれて イラスト描いたりポスター描いたりするのは それはそれで楽しいんですけど 絵を描くのとは ちょっと違うってゆーか…」
聖歌隊のビラやポスター。なっちゃんやクラスの友達に頼まれて 生徒会やら文化祭やらの製作物。『可愛く』『キャッチーに』って頼んできた人のニーズに合わせて描くってゆーのも面白いけど 油絵を描いている時の一筆一筆 自分と向き合いながら色を重ねていく あの喜びは何ものにも代えがたい。
〈絵を描く〉ってゆーのは ボクにとってホントに 特別な時間なんだ。
……とにかく ボクの進路の話は もういい。
こんのさんの話題にしてしまおう。そうやって 先送りにするから どんどん追い詰められるワケだけど…。
「こんのさんは 第一志望は Vリーガー 第二志望が大学って感じですか?」
「まあ そんな感じかなぁ」
スポーツ選手って〈好きなこと=仕事〉の代表だけど こんのさんってそれ以外のコースも考えているのかな? やっぱバレー命だし体育大とかだろうか? それとも 服作りの勉強できるとこかな?
「大学は どこ行きたいとか なんか考えてます?」
「いやぁ あたし あきちゃんみたいに 将来の仕事のこととか ぜんぜん 考えてなくてさ。ウチ 貧乏だし そもそも大学行けるのかってハナシだから…」
……うっ。
またもや〈世間知らずのお嬢様〉なボク。大学行くって当たり前のことでは ない。それをボクは さも当然みたいな聞き方しちゃった…。きっと イヤな感じって 思われたよね…。
「高校卒業して社会人になっちゃったら あたし バレーするとこ無くなっちゃうからさ。大学行きたいのは行きたいんだよね」
そっか…。大学行かないとバレーする場所と仲間がなくなっちゃうんだ…。絵と違って 1人で趣味で続けるってワケにはいかないもんな。
「だから とりあえず バレーの推薦で採ってくれるってゆー大学なら どこでも喜んで行くつもり。ただ やっぱ それなりに 有名なところじゃないと 親 お金出してくれないと思うしなぁ…」
けっこう深刻な問題のハズだけど こんのさんは さらっと笑顔で流す。
「そういや あきちゃん。大学生になったら一人暮しとかしてみたくない?」
ちょっとわざとらしく こんのさんが 話題を変えてきた。
お互い高校生。進路の話は どうしても不安になる。こんのさんみたいな 堅実な人でも やっぱり 将来のことは不安。あんまり向き合ってばっかでも しんどくなる。まぁ ボクは逃げすぎかもだけど…。でも 気持ちは よく分かるし 乗っかってみる。
「あー いいですね。ウチ ママがホント煩いんで ちょっと憧れます」
いやマジで。
顔 見たら『アレした? コレは 大丈夫?』って一々 小言 言われてる気がする。一人暮らしして 自分なりのリズムで生活するってゆーのは 憧れだ。でも 一人暮らしするって言ったら 絶対 反対するだろうな…。陽樹兄さんが 一人暮らし始めたのは 就職してから。その時でも ブツブツ言って不満そうだったし…。
「ねぇ 憧れるよね。あたし 大学 行きたいってゆーのは 一人暮ししてみたいってゆーのもあるだよね」
こんのさんは 立ち上がってエアコンのリモコンを操作しながら話を続ける。夕立は もう上がったらしく 射し込む夏の日射しが こんのさんの 伸びやかな肢体を 金色に染める。
「ってゆーか この部屋から出たいんだよね。狭いし 西日キツいし 暑いし」
カーテンを締め切って 薄暗くなった部屋。少し汗ばむほどの暑さ。ボクのすぐ傍に座りながら キャミの胸元を摘まんで扇ぎ 小さな風を起こす。嫌でも こんのさんの肉感的な胸の谷間に視線が行く。あまりに蠱惑的な その仕草に ボクの胸の奥に 仄暗い炎が揺らめく。
『ボクがホントの男の子だったら 押し倒されても 文句言えないよ?』
……いや ダメだ。ボクは 絶対 こんのさんの信頼を裏切るようなことしない。力ずくで 女の子の気持ち踏みにじるなんて 最低だ。どんな言い訳も通らない。
「それにさ 防音も最悪なんだよ? そっちのポスター貼ってる側って 実は ただの襖だからさ 隣の兄貴の部屋の音とか丸聞こえなの!夜中に AV見てる音とか聞こえてくるんだよ? サイテーじゃない!? あきちゃん どー思う?」
おっと?
なんか意見を聞かれてるけど 妄想全開で聞き流してしまっていた…。
「エーブイって何ですか?」
反射的に 耳に入ってきてた単語を聞き返す。
「言わせないでよ~っ!アダルトビデオ。エロビデオのこと。知ってるクセに~」
アダルトビデオ!?
いくらボクがオクテといってもAVが アダルトビデオってことくらい知っている。ただ こんのさんの口から そんな言葉が出てくると思ってなかったから 思わず聞き返してしまっただけなんだ。
「あ あの… 知ってるのは知ってます…。あっ その 知ってるって言っても 視たことあるとかじゃなくて 聞いたことあるってゆーか あの… ええっと…」
慌てて 自己弁護する。
もちろん ボクはそんなもの視たことない。本屋さんやコンビニに そういうDVDが置いてあるのが視界に入ることは ある。気になるって言えば気になるけど 未成年だし 女の子の身体だし どうやって手に入れるのか 思い付きもしない。スマホだって フィルタリングが入ってるから アダルトコンテンツには アクセスできないし。
性的なことに興味あるとか 思われるのを避けようと焦りまくるボクに こんのさんが 返してきた言葉は ボクの全く予想していないものだった。
「あれ? あきちゃん 視たこと無いんだ~? けっこう面白いのに…」
「えっ!?……こんのさん 視たことあるんですか…?」
「うん。あるよ~。こないだも兄貴の部屋に侵入して 中学の同期とみんなで視たの」
こんのさんは あっけらかんと答える。
「みんなで…」
そういうDVDって 深夜に1人でこっそり 視るもんじゃないの? それこそ 一人暮らしの男子大学生とか中年のオッサンとかが 視てるイメージ…。ボクの常識がガラガラと音を立てて崩れていく気がする。
ボクの知ってる こんのさんは 天然なところはあるけど 良識も常識もわきまえた真面目な女子高生。ネットやTVで話題になるような 遊び歩いているギャルJKなんかでは 決してない。
……ということは ボクの方が〈箱入りお嬢様〉で 非常識ってことなんだろうか?
でも さっき こんのさん『みんなで視た』って…。
「興味津々って顔だね?」
うえっ!?
ボク そんな表情してる?
「えっ!? ……そんな 興味津々ってほどじゃ…」
とっさに否定するけど 否定しきれない。
興味あるのは事実だけど 好きな女の子の前で 肯定なんてできるわけない。でも〈女の子同士〉なら『興味あります』って言う方が〈普通〉なのか? 何が正解か 分からなくて パニック状態。
「じゃ ちょっとは 興味あるんだ?」
こんのさんは 畳み掛けるようにして 覗き込んでくる。
ニヤニヤ笑って 明らかに ボクの反応を楽しんでいる。……ううっ。イジワル こんのさんだ。そして 追い討ちってゆーか 止めの一撃。
「視てみる?」
今から!?
アダルトビデオを!? そんなもの視てもいいのか? 怒られたりするんじゃ…?
……だけど 『みんな 視てる』って。
それに人がセックスしてるところを視るなんて 恥ずかしい。でも どんなことするのか 気には なる。ボクは〈男の子〉。女の人のエッチな姿に興味がある。そして 男の人の身体にもだ…。〈勃起したオチンチン〉ってどんなだろう? 好奇心が無いと言えばウソになる。
こんのさんの友達みたいに『視てみたい』って あっけらかんと言えれば いいんだろうけど ボクには 恥ずかしくて とてもできない。逆に『視たくない』って はっきり言えば こんのさんのことだから 無理強いしたりは しないだろうけど 若いボクには好奇心を殺すこともできないんだ。
何か言おうとして 口をパクパクさせるけど どんな言葉も出てこない。沈黙は肯定を表すって思ったのか こんのさんは立ち上がりながら
「あきちゃん ついてきて」
って 言いながら 部屋を出ていく。
ボクの好奇心は その言葉に逆らえない。
足はガクガク震えるし 頭の中はグルグル回るけど ボクは夢遊病者のように こんのさんについて 隣の部屋に入る。
電気の消えた 和室の八畳間。
「どっか適当に座ってて…。あっ でも あんまり モノ動かしたりしないでね? バレたら面倒だし…」
そう言いながら こんのさんは 奥の押し入れを開けて ゴソゴソ中を漁っている。
「兄貴も 啓吾も 彼女いるクセに エロビデオとか視てんだよ… 。男ってサイテーじゃない? おっ! あったあった。やっぱ ここに隠してあったよ」
こんのさんは 何枚かのDVDをボクの前に並べる。
「あきちゃん どれか視たいのある?」
DVDのジャケットには どれも美人のお姉さん。
ボクのイメージしてたケバいおばちゃんとかじゃあない。少しこんのさん似のショートヘアのお姉さんが気になったけど 言えるハズもない。こんな綺麗な人がAVに出るんだ…って 心がザワつく。そしてお姉さんの周りに散りばめられた『Fカップ巨乳』とか『淫語連発』とかの卑猥な言葉に目がチカチカする。
「まあ どれも似たようなモンだと思うけどね~」
こんのさんは 無造作に 1枚取り上げると TVに繋がれたゲーム機にDVDを挿入する。機械がDVDを読み込む音が 静かな室内に やけに大きく響く。
そして番組が 始まる…。
TVの音は 小さく絞ってあるけど 雨上がりの空気を伝って 凄く大きく聞こえる。そしてその音を掻き消すくらい大きくこだます ボクの心拍音。
生まれて初めて視るAVはホントに衝撃的だった。
なんと言っても女の人の喘ぎ声に 異常に興奮した。ボクもオナニーするときに喘ぎ声とか出しちゃうことあるけど 必死にかみ殺し 枕とかを顔に押し当てて できるだけ 聞こえないようにしている。だけど ビデオの中のお姉さんは 臆面もなく喘ぎ 悲鳴のような声を出してイカされていた。セックスのときって あんな風になっちゃうんだ…って思うと 頭に血が昇って目眩がして 部屋ごとグルグル回ってる気がした。
もう1つは〈勃起したペニス〉だ…。
モザイク処理がしてあったけど チラチラする画面の向こうの男性器の形は 明瞭に判った。ボクが思ってたより ずっと大きい感じ。やっぱ〈オチンチン〉ってゆーより〈ペニス〉って思った。圧倒的な存在感。色も想像より浅黒い感じで グロテスクで気持ち悪い。でも ボクは 目線を切ることができず魅入られたように そのモノを注視し続ける。ホントだったら アレがボクの股間に…。そんな想いが 心の中を 嵐のように渦巻く。
まさに固唾を飲んでって感じで ボクは鼻を啜り 生唾を飲み下しながら モニターの中で繰り広げられる 男女の痴態を 眺め続けた…。
………。
……。
…。
to be continued in “part Kon 7/23 pm 4:45”