【白騎士】創作論? いいえ、ビジネスの話です【物語】
白騎士は女性、くっころ属性かわいいよりきれい系で高身長金髪ロングツリ目実はクマのぬいぐるみが自室にあっていっしょじゃないと寝れない属性希望。
白騎士ってかっこよくない?
純白の鎧に身を包み騎乗するウマも立派な白毛。威風堂々とした立ち振舞い、いざ剣を掲げれば逆境におかれた兵士たちを奮起させ、なんか愛とか希望とか勇気とか叫んで先陣を切るタイプ。勝手な偏見だが回復魔法とか得意そう。勝手な都合で女性希望。
黒騎士って痺れるよね?
漆黒の鎧、兜は口元だけうかがえるデザインで、やはり黒馬にまたがる風貌は見る者を恐怖に駆り立てる。圧倒的な戦闘能力をもって敵を蹴散らし敵からは死の象徴、見方からも畏怖を与える存在として恐れられるタイプ。なんか隠れてスイーツ食べてそう。イケメン男子希望。
細かい差分こそあれ、みなさんだいたいこのようなイメージでしょう。実際世に出回る創作物でもこんな感じのキャラが多く、やっぱ色は心理的に重要だなぁとしみじみ。実際、このイメージはよその業界でも大活用されております。
ゲームとかSFとか、白騎士黒騎士なんてかんけーなさそーな業界。たとえばビジネス界隈ですら使われる概念なのだ。
ってことで、今回はビジネス用語の白騎士、黒騎士をわかりやすく紹介していきましょう。
:テメーは白か? それとも黒か?:
ビジネス用語におけるホワイトナイト、ブラックナイトはそれぞれこのような意味があります。
・ホワイトナイト
友好的な投資家
・ブラックナイト
敵対的な投資家
犬を生態販売する会社がある。そこの取締役たちは犬第一に考えており、必要以上の繁殖はしない方針だ。白騎士と呼ばれる人たちはそれに共感し、応援してくれた上で投資をしてくれることになる。
黒騎士はちがう。彼らは、たとえば犬のことなんか考えずどんどん繁殖させたくさん売って利益をあげればいいと考えたとする。でも取締役は反対するだろう。じゃあどうするか?
株をたくさん買いまくって、会社を自分のものにすればいい。敵対的な投資家たちは経営方針を転換させるためたくさん株を買い発言力を上げていこうとするんだ。
これってどういうことなんだ?
まずは株式会社の仕組みをザックリ解説しよう。
キミは会社を立ち上げた。
キミはまず、その会社に自己資産を出資する。つまりキミがさいしょの株主になるんだ。
この時点でキミは、その会社の百パーセント株主となる。けど、やりたい事業のためまだお金が足りないので、たくさんの人から出資してもらおうと思った。
友人に出資してもらった。
キミが九十万円、友人が十万円。
この場合、キミの友人は会社を十パーセント所持してることになる。
これが株の仕組み。さらに、株主は会社を所有してるので意見を言うこともできる。たとえば『株主総会』と呼ばれる年いちの大会議があるね。ある議題に対し、株主は自身が持ってる株の数だけ議決権を持ってる……ここで問題。
会社を思いのままにする方法は?
ひとつは、会社にたくさん出資する方法。そうすることで株を発行してもらい、その割合を高めて発言力も高めていく。この場合、自身が黒騎士であることは極力隠すだろう。
もうひとつは、その会社の株を持ってる人から株を買うこと。投資で生活してる人がやる株式市場での売買とか、あるいは個人株主に直接交渉を仕掛けるとかいろいろあるでしょう……最初の話に戻せば、黒騎士たちはこうやって会社を乗っ取り、犬を繁殖用の道具として酷使するような企業に仕立て上げていくんだ。
そんなのヤでしょ?
そこで白騎士の出番ですよ。
ホワイトナイトとは『会社の理念を理解し、共感した上で出資してくれる人/企業』を指す。けど元は上記のようなブラックナイトから、企業を守るために出資してくれる人たちを指していたんだ。
ビジネス界隈は常に弱肉強食、生き残りを賭けた資金繰りが繰り広げられている。ある会社に自身の会社の株を五十パーセント以上持たれたり、あるいは自身より持ち株割合が多い企業があったり、そうでなくても影響力がある企業があるなら自身の会社は『子会社』として扱われる。それはそれでメリットはあるけど、結局自分の意志が反映されないので「自分の会社だ」と言い切れなくなる。
この問題は大企業であっても無視できない。たとえば企業の合併と買収。専門用語でM&Aと呼ばれるんだけど、その企業にとって未経験未開拓な事業をはじめる際、ノウハウが詰まった別の企業を買収しようとすることがある。けど買収される側はそれを望まず、けど強引に買収されそうだ! ってなったときホワイトナイトが登場するんだ。
企業「犬かわいい! 犬グッズ販売しまくり!」
黒騎士「げへへ、この企業を買収して猫グッズを全国に販売するのだ!」
企業「このままじゃ犬派から猫派になってしまう!」
白騎士「ウチが買収するよ。けど経営は今まで通りやってくれて構わない」
企業「そんな、いいんですか?」
白騎士「キミたちの企業理念に惚れたんだ」
企業「白騎士さま――あ、ありがとうございます!」
黒騎士「……チッ!」
いや、わたしべつに犬派猫派とかないんですけどね? こんな例とは別に、たとえば破産寸前企業に出資するタイプのホワイトナイトもいるし、あるいは、こういったリスクを回避するため互いの株を持ち合う企業もあったりします。いずれにしろ、ビジネス界隈ではホワイトナイトは神の如き救済者なのです。
なんか白騎士ってば良いイメージばかりでおもしろくねーなぁと嘆くひねくれ者のキミへ朗報。ネイティブ英語話者の間では、ホワイトナイトってネガティブなイメージで使われてたりするんだ。
なんで?
:あっちこっちに救済者:
白騎士。
ホワイトナイト。
White Knight.
正義清純良いイメージしかないよね。キリスト教の聖書でも『黙示録の四騎士』のひとりが白馬に乗った騎士とされ、勝利や征服を象徴する姿や、白そのものがもつイメージから、歴史上多くの地域で白馬の王子様やら白騎士やらが良いイメージと共に語られてきました。
実際の戦場でも目立つからね、軍の御旗としてわかりやすかったのでしょう。
今の白騎士にあるイメージ、たとえば困ってる人を救う的なニュアンスは創作物が元。アーサー王伝説とかなんちゃら騎士道物語的なものってたくさんあるじゃん? 近代文学でも弱い者を救うヒーロー的な扱いで、たとえるなら遅刻しそうになってパン加えて走る女子高生とぶつかるイケメン男子みたいな〝オヤクソク〟のひとつと化してったのよ。
黒騎士のイメージも同じように伝わって、ミステリアスだったり残虐非道だったりと白騎士と対極の位置に鎮座した。今では逆に白騎士だけど腹黒いとか黒騎士だけど中身は純白とか実はモロモロの事情があってみたいな設定盛り込まれてるけど、そのヘンは作者のウデ次第だね。
こういった経緯から、今でも英語の[ White Knight ]には救済者のニュアンスがあるそうです。
テキサスのど真ん中で車が故障して立ち往生。
次の町まで五百キロ。
水と食糧なし。
あかんオワタ。
そこへ颯爽と登場する白いトラック。
ヘイにーちゃん、乗ってくかい?
ありがとう! アナタはわたしの白騎士よ♡
こんな感じ伝われ。ただしひとつ注意があって、今は皮肉めいたネガティブなワードなんだそうだ。たとえば善意でネトゲの自治行為をしてる人に「おまえ白騎士気取りかよ」みたいなワードをプレゼントするニュアンス。おいそこの白騎士、女にモテたくて必死だな。
使えなくもないがネガティブに聞こえないようご注意ください。
白騎士と黒騎士。どんな業界にもいいヤツがいればこわいヤツもいるってことだね。できることならいいやつとお付き合いしたいし、自分自身がいいやつと思われるようハッスルしていきたいとこだけど、キミのまわりにはどんな騎士がいるでしょう?
白騎士黒騎士、魔法騎士、聖騎士竜騎士くっころ担当騎士。もちろん「オレが〇〇騎士だ!」と某機動戦士じみたセリフを言っちゃってもオーケーだ。その時はまわりに誰もいないことを確認してからな?
キミの騎士道を応援するよ。
純白の鎧に身を包み騎乗するウマも立派な白毛。威風堂々とした立ち振舞い、いざ剣を掲げれば逆境におかれた兵士たちを奮起させ、なんか愛とか希望とか勇気とか叫んで先陣を切るタイプ。勝手な偏見だが回復魔法とか得意そう。勝手な都合で女性希望。
黒騎士って痺れるよね?
漆黒の鎧、兜は口元だけうかがえるデザインで、やはり黒馬にまたがる風貌は見る者を恐怖に駆り立てる。圧倒的な戦闘能力をもって敵を蹴散らし敵からは死の象徴、見方からも畏怖を与える存在として恐れられるタイプ。なんか隠れてスイーツ食べてそう。イケメン男子希望。
細かい差分こそあれ、みなさんだいたいこのようなイメージでしょう。実際世に出回る創作物でもこんな感じのキャラが多く、やっぱ色は心理的に重要だなぁとしみじみ。実際、このイメージはよその業界でも大活用されております。
ゲームとかSFとか、白騎士黒騎士なんてかんけーなさそーな業界。たとえばビジネス界隈ですら使われる概念なのだ。
ってことで、今回はビジネス用語の白騎士、黒騎士をわかりやすく紹介していきましょう。
:テメーは白か? それとも黒か?:
ビジネス用語におけるホワイトナイト、ブラックナイトはそれぞれこのような意味があります。
・ホワイトナイト
友好的な投資家
・ブラックナイト
敵対的な投資家
犬を生態販売する会社がある。そこの取締役たちは犬第一に考えており、必要以上の繁殖はしない方針だ。白騎士と呼ばれる人たちはそれに共感し、応援してくれた上で投資をしてくれることになる。
黒騎士はちがう。彼らは、たとえば犬のことなんか考えずどんどん繁殖させたくさん売って利益をあげればいいと考えたとする。でも取締役は反対するだろう。じゃあどうするか?
株をたくさん買いまくって、会社を自分のものにすればいい。敵対的な投資家たちは経営方針を転換させるためたくさん株を買い発言力を上げていこうとするんだ。
これってどういうことなんだ?
まずは株式会社の仕組みをザックリ解説しよう。
キミは会社を立ち上げた。
キミはまず、その会社に自己資産を出資する。つまりキミがさいしょの株主になるんだ。
この時点でキミは、その会社の百パーセント株主となる。けど、やりたい事業のためまだお金が足りないので、たくさんの人から出資してもらおうと思った。
友人に出資してもらった。
キミが九十万円、友人が十万円。
この場合、キミの友人は会社を十パーセント所持してることになる。
これが株の仕組み。さらに、株主は会社を所有してるので意見を言うこともできる。たとえば『株主総会』と呼ばれる年いちの大会議があるね。ある議題に対し、株主は自身が持ってる株の数だけ議決権を持ってる……ここで問題。
会社を思いのままにする方法は?
ひとつは、会社にたくさん出資する方法。そうすることで株を発行してもらい、その割合を高めて発言力も高めていく。この場合、自身が黒騎士であることは極力隠すだろう。
もうひとつは、その会社の株を持ってる人から株を買うこと。投資で生活してる人がやる株式市場での売買とか、あるいは個人株主に直接交渉を仕掛けるとかいろいろあるでしょう……最初の話に戻せば、黒騎士たちはこうやって会社を乗っ取り、犬を繁殖用の道具として酷使するような企業に仕立て上げていくんだ。
そんなのヤでしょ?
そこで白騎士の出番ですよ。
ホワイトナイトとは『会社の理念を理解し、共感した上で出資してくれる人/企業』を指す。けど元は上記のようなブラックナイトから、企業を守るために出資してくれる人たちを指していたんだ。
ビジネス界隈は常に弱肉強食、生き残りを賭けた資金繰りが繰り広げられている。ある会社に自身の会社の株を五十パーセント以上持たれたり、あるいは自身より持ち株割合が多い企業があったり、そうでなくても影響力がある企業があるなら自身の会社は『子会社』として扱われる。それはそれでメリットはあるけど、結局自分の意志が反映されないので「自分の会社だ」と言い切れなくなる。
この問題は大企業であっても無視できない。たとえば企業の合併と買収。専門用語でM&Aと呼ばれるんだけど、その企業にとって未経験未開拓な事業をはじめる際、ノウハウが詰まった別の企業を買収しようとすることがある。けど買収される側はそれを望まず、けど強引に買収されそうだ! ってなったときホワイトナイトが登場するんだ。
企業「犬かわいい! 犬グッズ販売しまくり!」
黒騎士「げへへ、この企業を買収して猫グッズを全国に販売するのだ!」
企業「このままじゃ犬派から猫派になってしまう!」
白騎士「ウチが買収するよ。けど経営は今まで通りやってくれて構わない」
企業「そんな、いいんですか?」
白騎士「キミたちの企業理念に惚れたんだ」
企業「白騎士さま――あ、ありがとうございます!」
黒騎士「……チッ!」
いや、わたしべつに犬派猫派とかないんですけどね? こんな例とは別に、たとえば破産寸前企業に出資するタイプのホワイトナイトもいるし、あるいは、こういったリスクを回避するため互いの株を持ち合う企業もあったりします。いずれにしろ、ビジネス界隈ではホワイトナイトは神の如き救済者なのです。
なんか白騎士ってば良いイメージばかりでおもしろくねーなぁと嘆くひねくれ者のキミへ朗報。ネイティブ英語話者の間では、ホワイトナイトってネガティブなイメージで使われてたりするんだ。
なんで?
:あっちこっちに救済者:
白騎士。
ホワイトナイト。
White Knight.
正義清純良いイメージしかないよね。キリスト教の聖書でも『黙示録の四騎士』のひとりが白馬に乗った騎士とされ、勝利や征服を象徴する姿や、白そのものがもつイメージから、歴史上多くの地域で白馬の王子様やら白騎士やらが良いイメージと共に語られてきました。
実際の戦場でも目立つからね、軍の御旗としてわかりやすかったのでしょう。
今の白騎士にあるイメージ、たとえば困ってる人を救う的なニュアンスは創作物が元。アーサー王伝説とかなんちゃら騎士道物語的なものってたくさんあるじゃん? 近代文学でも弱い者を救うヒーロー的な扱いで、たとえるなら遅刻しそうになってパン加えて走る女子高生とぶつかるイケメン男子みたいな〝オヤクソク〟のひとつと化してったのよ。
黒騎士のイメージも同じように伝わって、ミステリアスだったり残虐非道だったりと白騎士と対極の位置に鎮座した。今では逆に白騎士だけど腹黒いとか黒騎士だけど中身は純白とか実はモロモロの事情があってみたいな設定盛り込まれてるけど、そのヘンは作者のウデ次第だね。
こういった経緯から、今でも英語の[ White Knight ]には救済者のニュアンスがあるそうです。
テキサスのど真ん中で車が故障して立ち往生。
次の町まで五百キロ。
水と食糧なし。
あかんオワタ。
そこへ颯爽と登場する白いトラック。
ヘイにーちゃん、乗ってくかい?
ありがとう! アナタはわたしの白騎士よ♡
こんな感じ伝われ。ただしひとつ注意があって、今は皮肉めいたネガティブなワードなんだそうだ。たとえば善意でネトゲの自治行為をしてる人に「おまえ白騎士気取りかよ」みたいなワードをプレゼントするニュアンス。おいそこの白騎士、女にモテたくて必死だな。
使えなくもないがネガティブに聞こえないようご注意ください。
白騎士と黒騎士。どんな業界にもいいヤツがいればこわいヤツもいるってことだね。できることならいいやつとお付き合いしたいし、自分自身がいいやつと思われるようハッスルしていきたいとこだけど、キミのまわりにはどんな騎士がいるでしょう?
白騎士黒騎士、魔法騎士、聖騎士竜騎士くっころ担当騎士。もちろん「オレが〇〇騎士だ!」と某機動戦士じみたセリフを言っちゃってもオーケーだ。その時はまわりに誰もいないことを確認してからな?
キミの騎士道を応援するよ。