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魔王マリガルスとの死闘も終わりを迎えようとしていた。▼勇者エリックは、傍らの聖女リリスに、戦いを終えたら共に生きようと誓いを立てる。▼やっとの思いでマルガリスを倒したエリックであったが、聖女リリスは命を落とし、死んでしまった。▼▼聖女リリスは、名を呼ばれ目を覚ます。▼目の前で自分の名を呼ぶのは、倒したはずの魔王マリガルス。▼……ではなく、魔王の心臓を喰らい、自らが魔王となった勇者エリックなのだった。▼そして衝撃的なことを告げられる。▼▼「君は、アンデッドだ」▼▼死んでしまったリリスを生き返させるため。▼それだけのために魔王になった勇者エリックの愛に、元聖女であるアンデッド、リリスは応えることが出来るのか！？▼▼そこに、愛はあるんか！？▼いや、愛しかない物語！！▼もちろんコメディ！▼いや、これは純愛！？

世界は暗号で満たされている。▼何が正しくて、何が間違っているんだろう。▼どうしてボクには五人のお母さんがいるんだろう。▼どうして皆には一人しかお母さんがいないんだろう。▼▼日本を襲った未曾有の大震災から数年。▼被災で故郷を失った獅子戸（ししど）親子は東京都帝区（みかどく）で暮らしていた。▼碧（あおい）は震災のショックで幼少期の記憶がない。▼職業不詳で超適当、しかも破天荒な父親。▼なぜか『日替わり』で存在する五人の母親たち。▼対してちょっと難しいお年頃の碧。▼特殊な家庭環境であることに気づかず育つが、中学生になったことで自我が芽生え、周囲との違いに戸惑うことになる。▼中学進学を控えたある日。▼碧は父親の大迷惑な提案のせいで、大きな『秘密』を抱えたまま学生生活を送ることになる。▼母親たちからの訓練は一体何の為なのか？▼これはめちゃくちゃな親子の絆と、多感な碧の成長物語。▼暴力と陰謀が渦巻く世界で美少女・碧は強く戦い抜けるのか。▼碧の出生の秘密が明らかになる時、母親たちの深い愛と本当の戦いの意味を知ることになる――。▼▼▼▼【登場人物】▼獅子戸碧：主人公。大きな秘密を抱えながら帝都学院に通学中。▼獅子戸純次：碧の父。親父ギャグ好きで碧を溺愛中。▼兎原ルナ：月曜日のマザー。碧の語学担当。▼烏丸ありす：火曜日のマザー。碧の格闘術担当。▼龍崎真紀：水曜日のマザー。碧のマネー術担当。▼山神樹里：木曜日のマザー。碧の変装術担当。▼天馬美奈：金曜日のマザー。心の病気で何もできない。▼▼あい梨：碧のクラスメイト。親友。▼半谷：碧のクラスメイト。いじめられっ子。▼アンテナ：クラブヘヴンの占い師。▼杉本：黒い服の男たちのリーダー。